本読みと山歩き

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zoom RSS “いざ、生きめやも”

<<   作成日時 : 2013/09/01 20:27   >>

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今日(9/1)、腹ごなしに裏山の築水池をぶらぶら歩いた 
夕方の5時過ぎ
ツクツクホウシ…カナカナカナ…
夏の終わりを感じさせる蝉の声といつもの景色
いつも考え事をする時はこのコースを歩く
楽しい時も苦しい時もこの風景は癒しなのだ

今日は気分転換に ここを歩く



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『 自宅からWalkingと気分転換かねてひとりで
来ました。人生って波がありますね。
状況に慣れない私は・・・辛い日々です。
きれいになって みかえしてやります。』



池の畔(ほとり)にある小屋の雑記帳の言葉でした


この夏、失恋をしたようで
“みかえしてやります”の文字が、はっきりと力強い文字。
どんな訳で男性と別れ、どんな気持ちでこの景色を眺めていたことでしょう。
この雑記帳に書き込む彼女の姿を想像しながら、“同じ”景色を眺めておりました。 

驚いたことに、その翌日に別の記載がありました。


『 何時もの散歩道。 変わらぬ景色。時だけがうつろい
溢れる。孤心にはニーチェの言葉を贈ろう。
 いざ、生きめやも 』


なにげなく読み流しなしたが、もう一度読み返すと彼女のメモに呼応していることに気が付きました。

最初の一行は、短い “時だけがうつろい溢れる”…深い。


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“ニーチェの言葉を贈ろう”…実にアカデミック。
文才に溢れ 博識。

その後は、意味を知らなかったので、調べてみました


“いざ、生きめやも”はヴァレリーの詩の一節

「風立ちぬ いざ生きめやも」
<風が吹いてきた さあ、生きていこう> という意味です。

愛する人を喪う運命にある男が、風の動きに触発されて、生きる希望を見出す。
見えない物が自然を大きく動かしている その躍動に感動して生きる希望を見出したのである。
“風立ちぬ”にそんな深い意味があるなんて…知らなかった。

彼女はこの言葉を見ただろうか  彼女にもきっと届いただろう きっと読んだに違いない

まるで、自分に充てられたかのような気持ちとなり 勇気づけられ
なにげない雑記帳のやり取り ・・・ さわかに、いつものこの景色を眺めていました。

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コメント(22件)

内 容 ニックネーム/日時
裏山にこんなところがあるんですか。いいですね。
その雑記帳、我々の昔の雑記帳とは全然レベルが・・・・
あつこ
2013/09/02 00:05
あつこさんへ
ほとんどは、90%以上は、○○と来ました気持ち良かったとか最高とか、雨が降っているとか、その時の状況や簡単な感想が書いてあるのみです。
でも、このページだけは違った。
人生には波がある。そんな人の記録を、時々は、覗いてみようと思いましたよ。
本読みと山歩き
2013/09/02 06:06
本読みさん、体調はいかがですか?

慣れない状況・・・って本読みさんの事かと思いましたよ!
はやいこと八ヶ岳登山に復帰してくださいね。
さえ
2013/09/02 07:30
へぇ〜!「風たちぬ」なんてタイムリーですね〜♪短い言葉にそんなに深い意味があるなんて…。せっかくの休みなのにずっと雨で、『岳』に行こうか『森』に行こうかモジモジしてました。見に行こうかな(^^)。
やまや
2013/09/02 12:30
見に行って来ましたよ(^O^)。なかなか達筆な字で書かれてありました。何があったのかな?築水池を背景にして、素敵な女性がノートに書き込む姿を妄想しております(笑)。そしてニーチェの「いざ、生きめやも」はさらに力強い字でしたためられていました。
あのノートにさらに応援メッセージがありましたよ。もしや…(^^)v?
再びやまや
2013/09/02 20:36
さえさんへ
本人の自覚はないのですが、医者にちょっと待ちなさいと言われています。
薬を飲んでいるので、経過を見ながら医者の許可を待っております。
早い事、八ヶ岳を再開!?したいのですが…
毎日、「やまつみ」を見ながら、計画だけを練っております。(泣)(笑)
本読みと山歩き
2013/09/02 21:52
やまやさんへ
そう! 「風たちぬ」はタイムリーですね〜
あまり映画に興味はなかったのですが、これを機会に行って見ようかな!という気になってきました。
「岳」も「森」もほとんど同じ場所ではありませんか!
本読みと山歩き
2013/09/02 21:54
やまやさんへ 再コメありがとうございます。
さすが、お近く! 行動力がありますね!
雑記帳なぞ、普段はあまり読まないのですが、考え事をしていたので、たまたま手に取りました。
その女性、返信した男性(たぶん)、どんな思いでかの景色を眺めていたんでしょうね。そこにはそれぞれの人生があり、あの小屋を訪れる人は同じ景色を違い視点でみているんだな〜と改めて思いました。
9月1日の応援メッセージはご推察の通り、不肖 私であります。
ゲーテの一説でも書こうかなと思いましたが、いかんせん思い出せません。(笑)
かの女性が、見ることはないと思いながらも、稚拙な応援メッセージを書き加えました。
本読みと山歩き
2013/09/02 22:02
こんにちわ!
タイトルと言い、文脈と言い本読みさんの心情を綴っているのかなとも思いましたが、1冊の雑記帳が取り持つ素敵なやり取りですね。
“風立ちぬ”先日見て来ました。見る前にその意味を知ったら一層感慨深かったかもしれませんね。
甘納豆
2013/09/03 14:31
ちょうど先日家内とびわ湖湖岸をウォーキングしているとき、「風立ちぬ」の意味について話しました。
 「風が吹いてきた」も出てきたのですが、また雰囲気がちょっと違って、トトロの映画で猫バスが通った時にふいに風がサーッと吹いて通るような感じということで二人の意見がまとまりました。その風に背中を押してもらって、「さぁ、これからも生きて行こう!」という気持ちになる、それがその時の結論でした。(^_^;)実際はどんなもんなのでしょう。
 宮崎監督の「風立ちぬ」はまだ観ておりませんが、一層観てみたくなりました。
KURI
2013/09/03 16:34
こんばんは。
今年は暑いせいか、ツクツクホウシ…カナカナカナ…もまだ聞こえてきません。
涙の風景はすぐに浮かんできます。
北海道羊蹄山の麓の湖の畔で泣いている人がいました。遠くを見ては涙して・・・大昔、観光で廻っていた時です。この光景は忘れることはありません。遠くから気が付いたのですが、何もできませんでした。青春の1ページの出来事です。
カスミッシモ
2013/09/03 18:59
今晩は。
風たちぬ と言えば、今話題の宮崎さんのアニメかなー、それとも堀辰雄の小説の「風たちぬ」かなと思いました。どちらにも共通していますが、実際は「生きめやも」の やも は反語にも使われますから。「生きて行けなければ、やはり死んだ方が、ましかも知れません」と言う意味にも通じます。
インレッド
2013/09/03 19:40
こんばんは
本読みさんの裏山、毎日の散歩コースにしたいような良い所ですね♪〜
『生きめやも』堀辰雄さんの誤訳は有名ですが、幼少の頃病弱で生死を常に彷徨うような生き方をしていた私には、このように訳された意味が非常に良く判り、堀さんはあえてこのように訳されたんでしょうね。
一冊の雑記帳、応援メッセージがその人に届かなくても、それを見て励まされる人がいそうですね。
リッキー
2013/09/04 20:19
本読みさん、こんにちは♪
本読みさんらしからぬタイトルにあら!?と思い読み進むとますます、何があったのかしらと思ってしまいました。雑記帳にであったのも何かの縁ですがその言葉が本読みさんの心を動かしたのでしょうね。私から見ればまだまだ若く怖いものしらずの発展途上の本読みさんが「自分にあてられたように・・」とは??
本読みさん、ファイト!!です。
いつこ
2013/09/05 20:41
甘納豆さんへ
素敵な遣り取りでした。かの女性がいつか、またここに来てそのコメントを見ることを熱望しています。
風立ちぬを見てみようかな〜と思っています。
本読みと山歩き
2013/09/07 06:40
KURIさんへ
風立ちぬなんて、松田聖子の詩しか思いつきませんでした。
よって、その後は「今は秋〜♪」(笑)
「いざ、生きまやも」のやもは反語なので、「生きよう!」の反対の意味となります。がその前にに「いざ」があるのがポイントですね。
私は、やはり、前向きの意味と取りたい、このコメントを書いた方も 同じだったと思います。
本読みと山歩き
2013/09/07 07:45
カスミッシモさんへ
青春の一ページですね〜 湖畔でないている女性をみれば、確かになにかたいへん気になりますね。
そこにも物語がきっとあります。
その方もまた、今は幸せになっていることを願わずにはいられません。
本読みと山歩き
2013/09/07 07:48
インレッドさんへ
おはようございます。
反語というルール「やも」と、感情のことった「いざ」、どちらに重きをおくかで2つの意味があるのではと思っています。
どちらを取るかはその人の心次第ということでしょうか…
言葉には力があると、改めて思う次第です。
本読みと山歩き
2013/09/07 07:54
リッキーさんへ コメントありがとうございます。
裏山といっても、車で数分かかるところなのですが、家から好く見えるので「裏山」と読んでいます。

この言葉には、裏と表の意味があるようですが、私はやはり、「さあ」という前向きな方を取りたいと思います。
言葉の感じから、遠くから来た方ではなさそうです。
きっといつかあの雑記帳の自分の言葉を見に来て、この言葉も見るに違いないと信じております。
そして、彼女も元気になる。
そんなことを想像しているだけで、こちはもエネルギーを貰えます!!!
本読みと山歩き
2013/09/07 08:03
いつこさんへ
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
やはり、自分が書く記事は「心の鏡」かもしれません。
なにげない、雑記帳の遣り取りが、その言葉以上に自分に響いたのかも…。
ご推察通り「まだまだ若く(“怖いもの知らず”かどううかは知りませんが)」ですから、ファイト一発! 頑張りま〜す。 ご心配いただき感謝です。
本読みと山歩き
2013/09/07 08:11
日々仕事に対する責任と忙しさに追われる年頃ですから
たまに立ち止まって考える時間も必要ですよね。
そして“さあ!また頑張るぞ!!”って前に進む。。。
その後ろ姿がまた男前度を増すんだな〜 (^_^)v
mikko
2013/09/08 15:46
mikkoさんへ
立ち止まって考える、まさにその時です。
基本、前向きですので、前に進みますよ〜 私もこの雑記帳の女性も
“男前度”は、このブログの“背中”でご報告(爆)
それにしても、ほめ上手ですね〜 ダンナ様がうらやましい
本読みと山歩き
2013/09/08 17:56

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