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zoom RSS 『雪男は向こうからやって来た』〜ダウラギリ山系コーナボン谷の夢

<<   作成日時 : 2013/12/22 10:10   >>

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角幡唯介さん、早稲田大学探検部OB、ノンフィクション作家です。
著者が2008年にイエティ・プロジェクト・ジャパン(朝日新聞社後援)に参加、そのイエティを追う人々の物語です。 2013年11月集英社文庫第一刷。第31回新田次郎文学書受賞。

イエティとは、いわゆる雪男のことです。ヒマラヤに住むという正体不明の未確認の類人猿。
この生物が最も有名になったのは、1951年に英国の探検家エリック・シプトンがチベットのメンヒル氷河で発見し、撮影した足跡。

雪男は向こうからやって来た (集英社文庫)
集英社
2013-11-20
角幡 唯介

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<シプトン写真1951年 ネットより拝借>

画像

長さ30cm、幅13cm…二足歩行で毛むくじゃらで…世界中でそんなイメージを造りあげた写真

日本の登山家でも多くの目撃者がおり、捜索隊も出ている。
著者は、そんな人々へのインタビューを通じて、その時の事実やイエティへの思いを丁寧に取材しています。
 ・小西浩文さん  …六座の8000m峰を無酸素で登頂
 ・田部井淳子さん …女性初のエベレスト登頂
 ・芳野光彦さん  …「栄光の岩壁」(新田次郎)のモデル

イエティ捜索に人生を懸けた人物が、冒険家 鈴木紀夫さんです。
冒険家として、最も彼を有名にしたのが、ルバング島で小野田少尉を発見したことでしょう。
その後、イエティ発見に魅せられ、6回目の捜索時にダウラギリW峰で雪崩れに遭い、遭難しています。
今回の捜索隊もその場所、
ダウラギリ山系グルジャヒマール東南稜コーナボン谷です。 標高4000m〜5000m。

人を死を賭してまで、のめり込ませるイエティとは何なのか!? 
著者はイエティ・プロジェクトに参加し、現地を見ることで、それを肌身をもって感じ、レポートしてくれています。

世間では、否定的意見(ヒグマ説が有力?)が多い中、このように少数ですが“存在を信じている”人がいることも事実です。
私は、この本を読んだ後ですら、否定派に属しますが、完全否定はしません。
まだまだ広いこの地球、人が容易には近づくことが出来ない 遙かな高山、広大なジャングル、深淵な海底にはまだまだ未確認の生物はいるに違いないと思うからです。
 因みに宇宙人の存在も否定はしません。どちらかというと存在するに違いないと思っています。
地球から見える星はほとんどが恒星で、その衛星には地球と同じ環境にある星があるに違いないと思っているからです。
イエティだって…きっと…

この本の中で、6回の捜索でイエティに情熱を傾けた鈴木紀夫の実母への取材での印象的なエピーソドがありました。
「つね子(実母)には今でも覚えていることがある…居間で裁縫をしている時に、息子がのそのそ近づいてきて言った一言、
“母ちゃん、おれは見たんだよ。雪男がかわいくて真っ白な子供を連れて歩いているのを、本当に見たんだよ”」

思うに、この本は、私にとっては、
イエティが存在するかどうかの問題ではなく、“自信の中に何かを信じて懸けるものがあるかどうか”、それを問われている本だった。
そう考えると、この本の題名も意味深になってくるのでした。

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コメント(16件)

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そういえば昔、イェティは宇宙人という説も読んだことありますよ。それなら辻褄があう?
あつこ
2013/12/23 02:22
あつこさんへ
ほほ〜 その説はこの本には載っていませんでした。
地球外生物がなぜ、こんな高山という過酷な環境を選ぶのだろうと思うのですが…
そうか、自分の住む環境に似ているからなのかもしれませんね!(笑)
未確認生物が故に、どんな可能性も捨ててはいけないということです!?
本読みと山歩き
2013/12/23 07:10
今晩は。
信じる道を何処までも歩く方は幸せな方と思います。
先日 読んだ三浦しおん さんの「舟を編む」もそんな人の物語でした。
インレッド
2013/12/23 19:43
インレッドさんへ
やはり、
自分の信念に基づいて歩く人は、流されて歩く人よりも幸せなんでしょうね〜
自分もこうありたいものです。今からでも遅くないか!
「舟を編む」も読んでみます。
本読みと山歩き
2013/12/23 20:08
こんばんは。
雪男と言ってしまうと、そんなのいるの?と云うことになりそうですが、未知の動物がいてもおかしくはないと思います。興味をそそります。
面白そうな本を見つけてきますね。
カスミッシモ
2013/12/24 22:23
カスミッシモさんへ 
おはようございます。
この本は動物がいるかどうかがテーマではなく、どちらからといえばそれを探すことに情熱を傾ける人々の物語でした。
読者に「そんな熱いものが、あなたにはありますか?」と問われているようです。
本読みと山歩き
2013/12/25 06:30
こんばんは
雪男、これについては子供の頃から、いろいろ本をあさり読んだ事がありましたが、結局は自分の心の中で、存在を信じようと思い続けていました!
そう言えば、今年の残雪時に角田山で見かけたのですが、人間よりも少し大きく、灰色をした二頭の動物は何だったのだろうと、その後訪れても見る事ができません・・・もしかして雪男(笑)
リッキー
2013/12/25 19:35
リッキーさんへ
私も信じたい派です!
その角田山での未確認生物も非常に興味深いですね〜
灰色の二頭の動物!? 
さらなる捜索を続けてください!(笑)
本読みと山歩き
2013/12/26 06:24
こんばんは。
イェティの存在は私にとっては永遠の?です。
でも、山を歩いている時に超常現象は良く体験しました。
その場にいた人達は、その現象にどよめき 歓声を上げましたが、
少しの位置の違い時間差でそれに遭遇できなかった人には、
いくら話しても怪訝な顔しかされませんでした。
私は信じている人を信じたいな〜(*^_^*)


Tao
2013/12/26 22:48
何かを信じて熱くなれるって幸せな事ですよね。
大人になると日々の生活に精一杯で…
イエティ。。。
私は突然変異で毛色がちょっと変わった熊なのでは…と思ってしまいますが
信じている方を応援はしたいな。
宇宙人は?ですが
私、未確認飛行物体らしいのは見た事があるんですよ〜
(^_^)v
mikko
2013/12/27 09:02
Taoさんへ
Taoさんは超常体験はしてらっしゃいそうですね〜
同じ場に居ても、
その人にしか見えないもの体験できないこともあるようですから…
私はTaoさんが見たものを信じます!
本読みと山歩き
2013/12/28 20:36
mikkoさんへ
こんばんは! 
変わった熊か〜
突然変異や環境に対応して変化した熊かもしれませんね〜
私は、mikkoさんが見た未確認飛行物体を信じますよ!
“未確認”ということは、あらゆる可能性があるということですから!
いつまでも、未確認は未確認のままがよいですかね〜
本読みと山歩き
2013/12/28 20:40
 今晩は!
本読みさんのレポを見て、何冊か本を入手し読みましたが、これまた興味が募る本ですね。
 私は、どちらかと言うと信じない派なのです。雪男も宇宙人も。何故かって言うと、恐いのです。もし直面したら何て言ったらいいのか、どう対処したらいいのかさっぱり分からないのです。これは1種の逃避かな? 一番信じていたりして。
 1つ前のレポに、「シミの一点・・・“風景のシミ”となりました」とありましたが、そんな純粋な気持ちが必要なのだと思います。
甘納豆
2013/12/30 21:49
甘納豆さんへ 
こんばんは。
雪男や宇宙人に遭遇したら、知的生命体なら 目を見てにこっと笑いますが…
凶暴な奴だと、恐いですね〜

何事も純粋な気持ちで夢をもって進んで行きたい。
来年もそんな気持ちで、「本読みと山歩き」に精進いたします。
本読みと山歩き
2013/12/30 22:12
素晴らしい景観を見る旅に 心が浮き立ちます。
山への誘いのブログ♪ 心にしみる文面に踊る静かなリズム♪
詩を聴き分けようと・・・写真を見つめ続けてきました。
知らない世界がここにある・・・もう少し若ければなんて
呟くことも しばしばでした。
今年一年 素晴しいマウンテンワールドを紹介して頂いて
ありがとうございました。
ログの大好きな徳さん
2013/12/31 08:36
ログの大好きな徳さんへ
詩はいいですね〜 短い文章に自分の意志を込めるのは難しい!
来年はそんなブログを目指します。
キャンピングカーでの旅も、身近な散策も、厳しい高山も、未知の世界の連続です。
読書も…
今年は体を痛めて、思うにまかせませんでした。
来年は、“素晴らしいマウンテンワールド”のご紹介に励みたいと思います。
本読みと山歩き
2013/12/31 14:26

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