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zoom RSS 八風峠と三池岳【972m】〜心静かな山歩き

<<   作成日時 : 2014/05/03 19:26   >>

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今日(5月3日)は天気が良かった。静かな山旅をと鈴鹿へ出かけました。
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北伊勢の八風キャンプ場から「越の尾」尾根を歩き三池岳へ、八風峠を経て八風谷を下りました。
三池岳は竜ヶ岳と釈迦ヶ岳という鈴鹿セブンマウンテンに挟まれた小ピークで、静かな山歩きが楽しめます。

            <山頂から北側:釈迦ヶ岳を望む:アカヤシオで尾根が染まっていました>
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                <山頂付近から南側:竜ヶ岳:シロヤシオが見れるらしい>
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この三池岳のすぐ南に八風峠があります。
「伊勢風土記」によると、伊勢津彦(いせつひこ)は、久しくこの伊勢の国を治めていましたが、大和政権の雨日別命(あめのひわけのみこと)に伊勢の国をゆずり、
「我は今夜、八風を起こして海の水を吹き波に乗りて東に行かむ」として、ここを通って信濃へいったそうな。
かっこいい名前ではありませんか!
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尾張と都と繋ぐ路は、鈴鹿峠がメインの通り道でしたが、室町時代頃から、山賊の出没、合戦に伴う街道の荒廃、
関所の設置と通行税の徴収などにより減少しました。
そこで注目されたのが、近江と北伊勢を最短距離でむすぶこの道でした。
                      <八風峠:近江側より北伊勢を望み>
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名前の通り、新緑の風が気持ちよく吹き抜けています。
この峠や付近からは、両側の見晴が良いのです。

                  <北伊勢側:八風峠付近から:伊勢は近い>                   
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近江商人も伊勢の海産物を、この道を使って近江や京都へ運びました
品物の運搬や警護のために大勢が隊列を組んで、あたかも砂漠を渡るキャラバンのような団体行動だったそうです。
きっと、麓にはたくさんの人や馬を構えていたことでしょう。

                 <近江側:八風峠付近から:近江側は山が深い> 
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織田信長も幾度がこの道を・・・
永禄二年(1559年)八十名ほどの供を連れて上洛し、将軍足利義輝に謁見した織田信長は、
帰路近江から八風峠を越えたそうだ。

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              <アカヤシオも美しいですが、ヤマツツジだって負けてません!>
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天正元年(1573年)にも、織田信長北伊勢攻略の際、近江勢が当峠を東に越えています。
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多くの賑わった峠越えも、特に東海道や中仙道の宿駅の整備、
信長による安土城下での楽市の開設と山越商人の禁止などによって衰退し、江戸時代初期の頃には歴史の表舞台から遠ざかってしまいました。
明治まで人々の生活道になっていたようです。
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今は、普通の登山道です。それほど人にすれ違うこともあるませんでした。
新緑の季節、静かな山歩きが楽しめました。


たくさんの花を見たので・・・妻の誕生日に花を買いました。
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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は
近江商人も越えた道ですか、商売の真髄「てんびんの詩」の映画は何度も見ました。
あのような商人たちも越えた道でしょうか??。
インレッド
2014/05/03 20:41
インレッドさんへ
GWの山の混雑!?を避けた静かな山歩きでした。
近江商人は全国を行脚しておりますので、きっと超えたことでしょう。
近江商人の流れを組む企業は、伊藤忠商事、丸紅、住友財閥、兼松(旧 兼松江商)など商社系など有名な会社がたくさんあります。
みんな「てんびんの詩」のような苦労をして、商売とはなにかを学んだのでしょうね!
本読みと山歩き
2014/05/03 21:02
八風峠っていい名前ですね。本当に風が厳しそう。
このあと横浜に行ったのですか?
奥様へのお花、すごいゴージャス!
あつこ
2014/05/03 21:11
あつこさんへ
八風とはいかにも風が強そうな名前ですが、この日は“爽やかな風”でした。
峠というのは、いろんな物語があります。峠の少ない英国ではいかが?
横浜と鎌倉はこの前に行っております。
家族旅行ですので、山は歩いていません。(聞いてないって!?笑)
本読みと山歩き
2014/05/04 05:37
こんにちは。
竜ヶ岳と釈迦ヶ岳は富士五湖周辺にもありまして、こっちまで見えるの〜。そんなことはありませんね。一瞬の錯覚。
八風峠を越える時は、鎧兜を着けていたのでしょうかね。
こちらは武田と北条の戦いが県境の山々を越えて行われてきたので、山道を猟師が案内して越えたのだろうと、その時はどんな格好をしていたのだろうと山を歩きながらよく考えます。歩くだけでも大変なのに鎧兜はどうでしょうかね?
カスミッシモ
2014/05/04 16:51
カスミッシモさんへ こんにちは。
確かによく名づけられそうな名前です。そちらの山は富士山がよく見えるんでしょうね。
鎧兜はどうでしょう? やはり機動性を考えて軽装だったのでしょうか?
山や林の中では、武具はじゃまだったのではないでしょうか…。
武田氏と北条市の争いも熾烈だったのでしょう。
先日は鎌倉にも行っておりました。鎌倉は三方が山に囲まれた自然の要塞で、切通しと呼ばれる細い山道を通るしかなかったのですよね。
やはり、武具や刀はじゃまだったに違いありません。
本読みと山歩き
2014/05/04 17:27
歴史を感じる山歩き。。。
本読みさんらしい山旅でしたね。
石仏や鳥居などがあって風情のある登山道ですね。
ゴールデンウィークで混雑する人気の山よりも
こんな静かな山歩きもいいな〜

それよりももっといいのが奥様へのお花。。。
本読みさん男前〜!!(背中だけじゃなかった!) 
mikko
2014/05/06 10:35
mikkoさんへ
隣の山はアカヤシオで有名な山だったのですが、あえてこっちを選びました。
遠目から尾根がピンク色に染まっているな〜と思いながら、静かな山歩きでした。(笑)
新緑を独り占め〜〜

勿論、背中も、心も、男前です!! (爆)
大きな赤い花は、大好きな芍薬です!! 山芍薬の方が可憐で、好きですが…
本読みと山歩き
2014/05/06 19:59
連休にもかかわらず静かな山歩きができて良かったですね。道はその目的が終われば消えていくものですが、文化遺産として、登山道のレベルで良いので残していきたいものです。この連休に登った山形県の葉山も、朝日軍道の起点として知られています。朝日軍道は、上杉景勝の居城である会津若松から飛び地の庄内を結ぶため、直江兼続によって、朝日連峰の稜線を貫く山岳道路として切り開かれました。関ヶ原の戦いと同時に起こった慶長出羽合戦の際には、敵地に孤立した庄内兵は、11月のすでに冠雪した朝日軍道を通って帰還に成功しました。ある程度は軽くしたとは思いますが、武器を携行しての積雪期の縦走ですので、現代では考えられないタフさですね。
さすらい人
2014/05/06 20:08
さすらい人さんへ
朝日軍道は知りませんでした。
ウィキによると、「全長65kmにのぼる日本の歴史の中でも有数の山岳縦貫路である。しかも、2000m級の朝日連峰を通る軍事道路である。」とありました。
これは、歴史の道として遺産に残してほしいものですね。
日本の約70%は山地です。朝日軍道レベルはそうないかもしれませんが、山を通る歴史の道はたくさんあるんでしょうね。「日本の歴史街道100」とかあってもよさそうです。
朝日軍道もいつかは歩いてみたいものです。
本読みと山歩き
2014/05/06 21:56
セブンマウンテンを選ばないのは本読みさんらしいですね。
赤く染まった山よりほんのりの赤の方が良いですね。
だからお誕生日にお花の連想が出来たのかもしれませんね。
家はアイゼンとか財布とか必要なモノばっかり買ってきますよ。
さえ
2014/05/07 13:24
さえさんへ
セブンマウンテンは全部歩いたことがあるのです! 
ここは未踏峰でした。
混んでいる山より静かな山が好きなのは事実ですが
赤を自然に選んだのは、見ている花に赤が多かったかもしれません。
妻に花束を買うのは、ちょっとこっ恥ずかしいものです。(笑)
本読みと山歩き
2014/05/08 07:29
おはようございすます。静かな山をご堪能のようで。
こちらは4日に御在所岳に行きましたが、アミューズメントパーク並みに混んでましたよ。なんと、中道のキレットを通るのに40分並びました。でも、アカヤシオが本当にきれいでしたので、待ってる間もうっとり眺めてました。
父と妹と甥っ子と息子の4人の山行でした。一年生の息子が中道を登れるようになったかと、感慨ひとしおです。そろそろがっつりした山も登れるかな。
うしこ
2014/05/12 05:57
うしこさんへ おはようございます!
御在所ですか、中道は鎖場があるのでそこがネックで混むんでしょう。
その隣の国見山もアカヤシオがきれいなんですよ〜 昨年行きました。
御在所ほど混んでないと思います。
でもアカヤシオはほのかなピンク色できれいな花ですから、青空の下でみていると心が洗われますね〜
息子さんはどんどん山へ連れて行ってあげて下さい。
安全第一ですが、中道を歩ければ、鈴鹿は大丈夫ですから。こらからが楽しみですね。
本読みと山歩き
2014/05/12 06:23
街道や山道の歴史話に興味が湧きました。
豊臣秀吉・織田信長・徳川家康は歴史小説を読み漁りましたが・・・埋もれた裏事情話も愉しいものです。この時代に活きた商人たちの生きざまに、その逞しさに驚かされます。
妻の為に花を買うなんて事ないですねぇ〜。
心優しさを見習わないといけません。(苦笑)
自分だけ愉しんで すまない気持ちなんでしょうかねぇ?
ログの大好きな徳さん
2014/06/03 06:42
ログの大好きな徳さんへ
街道と歴史はセットでいつも楽しんでいます。
京都と伊勢や尾張を繋ぐこのあたりの道は戦国時代以前からも人の往来はあり、それに見合った物語もたくさんあると思っています。
そんな話(裏事情)なども知りたいものですね〜
妻はいつも山歩きに誘っているんですよ〜た〜まには一緒に歩きます。
花を買うのは…純粋に(たまには)妻の喜ぶが見たいだけです。(苦笑)
本読みと山歩き
2014/06/07 07:14

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