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zoom RSS 『日本列島100万年史』〜壮大な日本の物語

<<   作成日時 : 2017/06/11 17:53   >>

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ブルーバックス 2017年1月 第一刷。 山崎晴雄・久保純子さん共著
元地質班としては、「近年、まれにみるおもしろい分かりやすい本」といえるでしょう!
プレートテクトニクスと日本列島の1000万年単位の話から始まり、弓なりの日本列島の基本形ができる100万年前からが詳しく解説されています。

日本の山脈の基礎はプレートが沈み込むに方向に平行してある…
例えば日本アルプスは3つとも100km程度の大山脈ですが、斜め(雁行)に流れています、それは太平洋プレートがその方向に沈み込んでいる「皺」というわけです。
            <得意の空撮:中央アルプスと伊那谷:2014年>
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  <南ア烏帽子岳から北アを望む:平行に並んでるから北アも良く見えたのか!?:2007年>
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東北の奥羽山地、中国山地など大きな山地はその法則に合致します。
今までの本は、局所の解説をしてくれていますが、この本は日本を空間を鳥瞰的、時間を万年単位で、全体をとらえた上で解説してくれるのでたいへん分かりやすい。

山だけでなく平野ができる解説もしています。
石狩、青森、関東、大阪… 地元の濃尾平野も
濃尾平野は東が高く、西が低く、故に山から出来てた木曽三川が西側に流れてることは知っていました。
が、「なぜ」かを知らしめてくれます。
それも専門的な平野断面図を使っいながたもわかりやすく。
濃尾平野は関東同様に沈降盆地で鈴鹿養老山地が断層で隆起ししているので、いまだに西側が沈んでいる…そこに川からの土砂が埋めて今すでに1700m! 堆積している…

               <空撮(斜め…):伊良湖岬と神島と右奥が伊勢:2017年>
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さらに、
伊勢湾は39mと浅く、最終氷期(2万年前)には陸であり、湾の入り口である伊良湖水水道は当時は川で地面を削ずる110mの深い渓谷だった…
この空からみる伊良湖水道の水を抜くと渓谷が広がっているのか・・・

2万年前は今より120mも海抜が低く、6千年前は今より5mも海面が高かった、日本全国でそんな状態ですからそれを想像すると、どんな地形のドラマが繰り広げれらていたのか・・・
考えるだけでもワクワクします。

その他、氷河や火山についても地域・年代を踏まえながら解説をしてくれてます。
元地質班の人、地形の仕組みに興味がある人、もしかしたらブラタモリが好きな人(笑)は、必読の書です。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これは面白そうな本ですね。
すぐに買いに行って来ましょう。
空撮の写真を見ると本当に不思議です。
両側が切れ落ちた尾根を歩くたびに、いつこうなったのだろうと考えてしまいます。
カスミッシモ
2017/06/11 20:38
カスミッシモさんへ
この本は大きな本屋で買いました。マニアックな本棚で売ってました。
でも今日、いつも行く量販店の本屋にも並んでました〜
”地形・地質”ブームの到来でしょうか!? (笑)
どうぞ、お楽しく下さい。
本読みと山歩き
2017/06/11 20:56

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