赤沢台【1,210m】~用材林から森林浴林へ

赤沢台とは「赤沢自然休養林」の1コースのピーク。 (あえてピークを記録すべく…この名前に)
この森は、木曽のど真ん中、御嶽山の南に広がり、「森林浴発祥の地」として有名で、写真の奥の奥に広がっている。
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森は原生林ではなく、長い間、国の林政で伐採を免れてきた地域。
江戸時代は尾張藩の保護政策、明治時代には御料林と伊勢神宮の造営用備林に、戦後から現在は国有林に指定されてきました。
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江戸時代は大火の復興や築城ブームにて、多くは伐採されてしまったが、尾張藩による保護政策により木曽五木は保護・育林され、現在は300年以上の美林が残る森となった。
確かに、目を見張る大木が目に付く。 あなたは、私の6倍も生きているのか~ その事実だけで偉大だ。
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ヒノキのおさらいをすると
…スギとともに建築材として多く利用され、高さは20~30m、大きいものは50mになる。
枝はほそく、水平に広がって密な卵型の樹冠。樹皮はやや幅広く、縦に裂けてはがれる。語源は「霊(ヒ)の木」か「日(太陽)の木」

       (それにしてもこの大木の樹皮はいったい何層の樹皮が…膨大な時間を感じる)
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こうした巨木の森を歩いていると、世の中の悩み事を小さく感じて、ストレス解消の役立つかも・・・要は気持ち良い。
科学的にはフィトンチッドなる樹木が発する(虫への)殺菌効果の酵素や香りが、人には良環境らしい。
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            <ミズナラ黄葉>
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巨木はヒノキだけでなく、サワラもある。水気を好む、このヒノキ科の樹木は、沢筋や窪地に多くみられ、ヒノキより材質に劣るが水湿に強く、風呂桶などに使われたそうな。
            <サワラの森…300年以上がざらにある>
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この森の樹木、明治以降は伊勢神宮の式年遷宮の用材林としても使われています。
式年遷宮は特別な行事なので恭しい運びをしますが、昔昔は杣人が創意と工夫をして自然の力をうまく活用して下流へ運びました。 用材は、修羅を造り山を下し、小川には堤を造って水をため堤を壊して押し流し、本流には入ると筏を組んで市場まで運びます。

さて、あっという間に 唯一の展望台である 赤沢台に到着。推定標高 1,210m。
ここからは、木曽の象徴でもある「御嶽山」をまじかに見ることができる。今は静か。
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<木曽節>
木曽のナー 中乗りさん    
木曽の御岳(おんたけ)さんは ナンジャラホーイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ    
合唱:ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ
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中乗りさん・・・材木を筏に組んで木曽川を下り運搬する人たち だそうだ。

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この記事へのコメント

  • インレッド

    ご心配をお掛けしましたが、元気になりました。
    こんな木曽の景色を見れば、小説「夜明け前」や先日読んだ「櫛挽守道」木内登、を想い出します。

    もしも麓に 待つ娘がいたら 買って行きたい オロク櫛 よ・・・ 木曽の山唄より
    2016年11月07日 09:38
  • KURI

    こちらまでフィトンチッドが飛んできそうな癒される写真です。
    木曽節を始めとする日本の民謡って不思議な歌詞ばかりですねぇ。
    2016年11月08日 12:59
  • さすらい人

    この近くの山というと奥三界岳に登ったことがありますが、木曽五木(ヒノキ、サワラ、コウヤマキ、ネズコ、アスナロ)に覆われた山といわれるのに反して、伐採が進んでいてがっかりしたことがあります。ここの森林公園は巨木が残されていて良いですね。
    2016年11月08日 21:51
  • さえ

    原村の帰りに木曽周りで帰る事も多いのですが、毎回目にしていて歩いた事の無い場所です。紅葉の時期が良さそうですね。
    来年考えてみよう!ありがとうございました。
    2016年11月09日 09:19
  • mikko

    たびたび立ち止まって深呼吸をしたくなる登山道ですね。
    木々の樹齢がハンパなさそうなので
    相当大人になった私でも(笑)ここなら“小むすめ”扱いしてもらえるかな~
    2016年11月09日 14:14
  • 本読みと山歩き

    インレッドさんへ
    リハビリにこんな森はどうでしょう? 
    大きな木を見ていると気分も体もほっと休まります。
    「櫛挽守道」は木曽のお話しですか。
    一度、探してみます。
    2016年11月12日 08:47
  • 本読みと山歩き

    KURIさんへ
    木曽節にはヒノキやサワラも出てきます~
    よく読むと、実にうまく歌詞が考えてありますよ。
    比叡山の杉も育ってきた経緯を考えると興味深いですが、こちらの巨木の森もなかなかの歴史があります。
    2016年11月12日 08:49
  • 本読みと山歩き

    さすらい人さんへ
    大きな木は江戸時代までに結構切られ、戦前戦後に切られ・・・
    巨木の森は貴重です。
    森と人はうまく付き合っていかねばなりません。そういう意味ではベルギーは森林管理は進んでいました。苦い歴史があるからですが…日本もそんな経験を乗り越えて、よい方向に向かいつつあると実感しています。
    2016年11月12日 08:53
  • 本読みと山歩き

    さえさんへ
    原村周辺には亜高山帯の樹木がたくさんあるので、そんな巨木も見てみたいですね。
    北ヤツあたりにありそうですが…気候が厳しくて大きくなる前に更新してしまうのですかね。
    そろそそ、八ケ岳に行きたい!
    2016年11月12日 08:55
  • 本読みと山歩き

    mikkoさんへ
    大丈夫です。完璧に「小娘」扱いにされます。(笑)
    私など洟垂れ小僧でしたからね~
    それだけで偉大です。
    近くに馬篭や妻籠など中山道の立派な宿場町もありますので、観光気分で来てみたください。
    2016年11月12日 08:58
  • ミニミニ放送局

    大きな檜の木ですね。木曽ヒノキは建築用材として重要な役目を果たしていますが高さ50mにこなる大きな木では住宅が何軒も建つのでしょうね。
    中乗りさんの意味を知りませんでした。
    2016年11月12日 20:32
  • 本読みと山歩き

    ミニミニさんへ
    日本三大美林です。青森ヒバ、秋田スギ、木曽ヒノキ
    3つともいつか行きたいな~
    中乗りさんは筏に乗る人で、真ん中あたりにいたそうで…なにげの民謡にも意味を知らずに歌っているのがありそうです。
    2016年11月13日 20:50
  • カスミッシモ

    こちらの紅葉はもう少し先のようですね。
    中乗りさんはそう云う意味でしたか。唄っていても考えたことがありませんでした。
    針葉樹林帯を歩くと、昔の人はよくもまあこんなに植えたものだと感心してしまいます。
    2016年11月15日 08:33
  • 本読みと山歩き

    カスミッシモさんへ
    あっという間に紅葉は街まで降りてきましたね~
    中乗りさんはには諸説あり、御嶽教と人々の間を取り持つ人という説もあります。
    通説は筏に乗る人ですが、実は私は「間を取り持つ人」の方に納得しております。
    いずれにせよ、民謡には人を引き付けるなにかがあります…
    2016年11月19日 15:36

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