本読みと山歩き

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zoom RSS 『神座す山の物語』〜フィクション

<<   作成日時 : 2018/02/11 09:30   >>

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浅田次郎さんの本が、昨年末に文庫化されて、さっそく読みました。
山の不思議物語と浅田さんの著書となれば、中身を見るまでもなく、買って読みます(笑)

場所は奥多摩の霊峰・御嶽山、浅田さんの実母の故郷で実際に聞いた話だそうだ。
それゆえ、著者の筆力が加わり、その場で会談を聞いている…そんな臨場感を感じる小説でした。

この御山の怪談奇談の短編が7つ たとえば、「天井裏の春子」は狐憑きの話。
娘に取りついた狐が悪さをする、御嶽神社の験力で追い払おうとするがなかなかうまくいかず・・・
狐憑きは、本当にあると著者は断言する。 代々の大人が本当に見てきたのだらかと。
そんな話が七つ、すべてフィクションだそうだ。

狐憑きにしても、現象面としては実際にあるかもしれない、特徴ある二重人格者をそう呼んだのか…?
当時はそれを科学的に証明できていないし、いまだ出来ない現象も多々ある。
長い歴史のあるお社には、その周辺を覆ううっそとした森は、いわゆる霊験あらたかな雰囲気で、そのベールとなっていること間違いないことでしょう。
「今は観光地だが、一枚めくると昔ながらの『山』が残っています」
舞台の「山香荘」は建物もずいぶん変わったが、大階段や大広間はまだその当時のものらしい。

近い将来、関東を今も見守り続けるこの御山を歩いて、その雰囲気を楽しもうと思っています。


神坐す山の物語 (双葉文庫)
双葉社
2017-12-14
浅田 次郎

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
この本は見落としていたので読んでみます。民俗学的な怪談奇談となると「遠野物語」が浮かんできますが、「蒼穹の昴」を書いて中国の歴史に詳しい浅田次郎の作品となれば、「聊斎志異」の影響があるのでしょうかね。
さすらい人
2018/02/11 21:05
裏表紙には「浅田版 遠野物語」とあります。が、私的には著者の故郷でおばあちゃんから聞いた怪談を浅田風にアレンジした読み物という印象です。
遠野物語のような民俗学的≠ネ内容ではありません。
でも、フィクション(著者談)ですから、それに浅田さんの味が加わって、とてもよい小説に仕上がっています。
本読みと山歩き
2018/02/12 08:17
きつねってヨーロッパではぜんぜんミステリアスな生き物でもなんでもなくて、ただ犬みたいな野生の動物という位置付けですが、どうして日本では神秘的生き物とされるんでしょうね?
あつこ
2018/02/17 07:01
あつこさんへ
日本は山国で、山の端まで人が住んでます、いわゆる里山。
里山の人の生活圏とキツネの生活圏が重なっていて、遭遇する機会が多いので、いろんな物語があるんですかね〜
だます狐から、九尾の狐まで多種多様です。 狸も似た理由かもしれません。
昔追いかけた「オオカミ」はもう、別格扱いになりました。
面白いですね〜 文化ってやつは。もっと、勉強します。
本読みと山歩き
2018/02/17 19:44

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