繖山【433m】~近江商人の故郷

琵琶湖の東側には、湖東平野でという意外に大きな平野があります。
その平野には、ポツンポツンと里山があり、2月24日(日)はそこを歩きました。 麓は、五個荘といって、近江商人の発祥の地の一つ。 
南へ京・大坂、東へ尾張、北へ越前と交通の要所にあり、古来より 物と情報が行きかうこの地で才覚ある人々が、情報を集め、需要あるところに必要なものを供給するという流通革命を起こしています。 
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近江商人がルーツとされる企業は伊藤忠商事、丸紅、住友、双日など商社、高島屋、西武鉄道など流通系、東洋紡、ワコールなど繊維系、日本生命など・・・
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そんな商人たちの街並みが麓に広がるります。 保存地区になっており、なかなか見ごたえがある。
両天秤を担いで、西へ東へ売り歩いたことから始まあり、そして、こんな立派なお屋敷なった。

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さて、結神社が観音正寺コースの登山口。 この神社も立派です。きっと近江商人の信仰が厚かったのでしょう。
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最初は植林地帯ですが、しばらく行くと自然林地帯になる。 丁石が歴史を感じさせる。
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植生は落葉樹と広葉樹の混合林
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山道はミニ縦走となりますが、アップダウンを何度か、繰り返す。 
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「地獄越」・・・織田信長が逃げる婦女子をこの峠で多数殺した場所らしい、まるで“地獄の如く”からこの名前があると地元の方が教えてくれた。
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山頂は連山の中ほど、この繖山、「きぬがさやま」と読みます。 
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東側と西側の展望が広がりますが、やはり西側がすばらしい、比良山地と琵琶湖側が秀逸!
手前は琵琶湖ではありません(笑)、西の湖、その手前の山は安土山、信長の居城があったことろ。
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山頂を少し過ぎたところで、展望の良い岩場を見つけました。 
湖東平野と西の湖、比良山地、琵琶湖・・・安土山を眺めながらゆっくりと昼飯。今日は小春日和で気持ち良い。
近江商人は信長の楽市楽座で交易の制約がなくなり、更に勢力を伸ばします。 戦国の世の中、全国統一の拠点をここに置いた信長は、反対勢力には焼き討ちや殺戮を繰り返し領地拡大、一方で自由貿易で経済を発展させたわけです。 そんな激動の歴史を思いながら、美しいこの景色を眺めていました。
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この記事へのコメント

さすらい人
2019年02月24日 18:43
展望の良い山ですね。
近江商人というと「うたつ」を思い浮かべるのですが、中国が発祥の建築様式がどうやって伝わったのでしょうね。日本を歩き回った近江商人がどこで知ったのか興味がわきます。それとも蔵の発達とともに防火壁として独自に発達したのか。
なお、宮本常一氏のことは知らなかったのですが、調べると佐渡や山古志の調査も行っているのですね。
本読みと山歩き
2019年02月24日 19:47
さすらい人さんへ
この五個荘ではウダツは気が付きませんでした。そうですか、関係があるのですね、調査また調べておきます。
近江商人にはこの町だけでなく、高島、日野、八幡などいくつかのグループがあったようで、船でベトナムにも商売に行っていたようですから、中国とも関係があったかも。
近江商人博物館も行ったのですが、もうちょっとしっかい見ておくべきでした。
宮本常一さんは日本中を歩いているようです、徹底したフィールド調査からの文化の掘り起こしは説得力があるので好きです。ぜひ一度、読んでみてください。
2019年02月25日 20:38
近江商人の原点は信長だったのですか、私には「てんびんの詩」と言う映画が忘れられません。商人の原点をを見たような気がしました。最近またその映画を見たいと思っていいます。
本読みと山歩き
2019年02月27日 08:25
インレッドさんへ
てんびんの詩は未だ見たことがありません。
商売の人間力が魅力の映画のようですね。近江には時々、行こうと思うので探してみてみます。
この町には、近江商人博物館があって、入口に担げる天秤が置いてあるます。商売には、知恵と工夫と体力がいるなぁと思いました。
あつこ
2019年03月18日 08:26
かすみがかかったような景色もいいですね。
ところで、織田信長って逃げる子女を殺すような、悪い人間だったんですね。
本読みと山歩き
2019年03月21日 10:25
あつこさんへ
いいです、琵琶湖はいいですね。大きな空と大きな湖。 
織田信長は功罪ともたくさんあるでしょうが、
一族郎党を滅ぼすというのは古今東西を問わず権力者が必ずやることで、悲しいことです。
帰国の折は、琵琶湖にも参りましょう。