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zoom RSS 【前へ】〜東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録

<<   作成日時 : 2014/03/09 21:09   >>

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もう3年、まだ3年・・・
この本は2011年文藝春秋と週刊文春に掲載されたものに、さらに取材を重ねて大幅に加筆されの文庫となりました。2014年3月第一刷。

三章からなっています。
第一章は、福島第一原発を冷やせ!
第二章は、救命への道路を啓け!ガレキを排除し橋を守った、男と女
第三章は、省庁の壁を越え、命を救った者たち

第二章は、震災直後 東北地方整備局長を核として、宮城・岩手・青森のズタズタになった道路網を行政組織の枠を超えて、不眠不休で道路を“啓いた”物語です。
第三章は、内閣危機管理センターが各省庁や自衛隊などが、如何に連携をして、陸海空の連携にてガレキを切り開き、食糧や燃料を届け、多数の人々を救ったかの物語です。

どの機関も、この未曾有の危機を乗り越えるべく、“文字を読んでいるだけで感動する”ほどの努力をしてくれていたことがよく分かります。
自衛隊の活躍はよく報道されておりました。
その他の行政も一般の目に触れることのない、「日本の力」がそこにあったことを歴然と存在していたことを教えてくれます。

私もこのブログでもご紹介しましたが、
「会社命」で震災翌日から、食糧支援と被災状況の把握を目的に、仲間10名とキャンピングカーで被災地に乗り込みました。
愛知→長野→新潟→山形→秋田→岩手→宮城というルートでした。山形から宮城は通れなかったのです。
一週間後、新潟のホテルで初めてゆっくりと風呂に入って布団で眠った後、新幹線で名古屋へ戻りました。

途中、恵那SAで自衛隊の大部隊に遭遇しました。
この本にも記載せていたましたが、大陸へ睨みを利かす部隊と大都市を守る部隊以外はオールジャパンとしてぞくぞくと東北へ終結している途中だったのです。
中国地方や四国の部隊名もあった記憶があります。女性自衛官もおりました。
サービスエリアで休憩中だったと思うのですが、普段はトラックが停止しているエリアに自衛隊の部隊がほとんどを占めているのは異様な風景でした。
まだ震災から一日半しかたっていません。その機動力に驚くとともに、休憩中とはいえ統制がとれた動きに頼もしさすら感じました。

到着した宮城でも、行政の方々ともお会いしました。
お二人ともガレキの処理係の方でした。
連日の睡眠不足なのでしょう、そうとうお疲れの様子でしたが、ご対応いただきました。
当方もガレキ処理関連のお願いでした。
この時も普段ならたくさんの縦割り行政で進まないこともあっという間に進んで行きます。
行政の方のなんとかしたいという思いが超法規的に働くのでしょう。
尾張から持ってきた、ささやかな甘味のお土産に、にこっと笑った姿が今でも忘れられません。

こんな小さな活動をしていた私ですら、日本の底力を感じました。
3年を経て、私の仕事的な復旧と復興関連業務はほぼ終わりました。
でも、
まだまだ“震災後”終らず、たくさんの苦しんでいる人がいます。もう3年、まだ3年・・・
この本の副題には「彼らはその言葉だけで突き進んだ 『前へ!』」という言葉があります。
この力がある限り、東北はいつか完全に復旧と復興できるに違いないと思わせてくれる本です。

    <2011年3月18日:新潟の駅前の焼肉屋:10人で久々のまともな晩飯:中央が私>
画像



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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
3年って長いような短いような気がしますね。
昨日こちらのテレビでも再放送で当時のドキュメンタリーをやってました。今日近所の海に行ったらすごく波が高く、一瞬怖かったです。
あつこ
2014/03/10 03:08
あつこさんへ
デボンの嵐はまだ!!?続いているのですか!
波の力はすごいので、海には近づかないでくださいね。
日本では、この大震災のニュースがたくさんあって、震災当時の事、復興計画のことが特集されています。
まだまだ、「震災後」は続きます。
本読みと山歩き
2014/03/10 06:23
 とても力の湧き上がる文章でした。テレビでやっている「感動しろ!」と言わんばかりの復興関連の番組よりもよほど説得力があります。
 当時多くの日本人が「何か役に立ちたい」というとてもシンプルな思いに染まったことは、本当に日本人らしくてうれしく思いました。
 昭和34年頃には「すでに戦後ではない」という言葉がありましたが、「すでに震災後ではない」と実感出来るようになると切に願うばかりであります。
KURI
2014/03/12 21:46
あの震災直後の自衛隊のパワーには目を見張り力強さに感激しました。
友だち作戦と称した米軍をはじめとする世界中の支援も何と有難かった
ことでしょう。
そんな自衛隊の皆さんを励ます為、歌手の長淵剛さんが自衛隊機の格納庫
で行ったコンサートの様子も思い出すたびに胸がいっぱいになります。
それにしても!復興が遅すぎます。努力の成果も確かにありますが、
公共の未来が見えてこないのは辛いです。

Tao
2014/03/13 21:12
KURIさんへ 
復興にも防潮堤など典型例ですが、地域住人と行政との意見が合わないこともありますね。
全員がなっとくできる復興も難しい。
防災という方向性は同じなのに…どの策も元の生活に完全には戻ることができません。
「すでに震災ではない」と宣言できるのはいつの日か
本読みと山歩き
2014/03/15 08:39
Taoさんへ
自衛隊の機動力はこいう時にこそ発揮できますね。
この本にも記載されていますが、自衛隊がそのまま行政を担えばという意見もあったようですが、
緊急時と平時は考え方が違うわけで、自衛隊は緊急時には力を発揮しますが、平時はうまくいくとは限りません。
 平時は、その住人と、地域と地方行政の力、中央省庁のサポートがうまく連携してこそこそ、うまく回るものです。
この段階で我々にできることはなにか、改めて考えております。
本読みと山歩き
2014/03/15 08:46
国・県・市・町の行政、自衛隊の支援、民間のボランティア、 
いろんな皆様の協力があってこその人命救助、復旧作業だったんですね。
瓦礫の撤去後も諸問題があり 元の街に戻るのは短期間では到底不可能
です。 ドキュメンタリー番組を見る度に元の生活に戻る難しさを嫌と
言うほど思い知らされます。
東北の旅で片づけられた瓦礫の無い平地に一軒の家も経っていない現状
を見て 故郷を失った人々の気持ちを考えると息苦しくなりました。
本当に被災者の立場で現実を見続けられるのか疑問です。
ログの大好きな徳さん
2014/03/16 17:02
ログの大好きな徳さんへ
はや3年、まだ3年…
3年目だということでドキュメンタリー番組がたくさん組まれてました!
この震災忘れマジという趣旨は良いですね〜
マスコミも
のど元過ぎれば熱さを忘れる報道にならないようにしてほしいものです。
本読みと山歩き
2014/03/16 19:25
もう三年になりますが
人々の心から、震災の記憶が風化しないように
こうしたレポートはとても大切です。
本読みさんの実体験を交えての発信は臨場感を感じます。
私は、観光しか東北支援ができませんが
まだまだ復興はこれからで、無名戦士を見習いたい思いです。
清兵衛
2014/03/21 17:52
清兵衛さんへ
東北の観光も立派な支援です。
私は、この写真はもちろんですが、
ボランティアで東北に行った際に購入したゴム長靴(玄関に置いてある)を見るたびに震災を思い出します。
本読みと山歩き
2014/03/22 19:01

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