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zoom RSS 木曽駒 植生調査【最高地点2,925m】〜進化の2年目

<<   作成日時 : 2018/07/28 17:41   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 25 / トラックバック 0 / コメント 14

7月27日(金)〜28日(土)まで木曽駒へ高山植物の植生調査に参加しました。
所属しているNPO団体「山の自然学クラブ」による長期モニタリングです。昨年に続き2回目。
今回は少し遅れての参加で、千畳敷では一人記念撮影。
スマホを使ったことがないおば様に頼んだので、宝剣岳が入っていませんが・・・おば様ありがとうございました。
<千畳敷>
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<乗越浄土>
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<中岳から木曽駒ケ岳と左に御嶽: 眼下に宿泊する頂上山荘>
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天気もよく、快調に飛ばしたので、そうそうに追いつきました。今回は総勢11名。
リーダーは大学の先生、植物園の園長さん、植物系コンサルさん、クラブのベテラン、自然系大学の学生さん
みんなプロばかり・・・その中に一般人の私がまじるわけです。去年もですが。

許認可の下、普段は入れない場所での調査、岩の上をそろそろ歩きながらの植物調査となります。
一メートル四方の枠を25等分して、その中にどんな植物がいるかの名前のチェックをして変化をチェックするのです。
<構造土 サイトでの調査風景>
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<ハイマツサイト>
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ハイマツは、その下にいる植物を覗くのがたいへん。
ガンコウラン、ウラシマツツジ、コケモモ・・・花があるわけでないので、小さな葉っぱを探します。
ハイマツなんかおおよそ、斜面にあって、かがむので腰がいたい (笑)

温暖化や乾燥化で最も影響が受けやすいのが高山帯で、国土の1%にも満たないが、あまり調査が進まないエリアなのです。
北海道ではエゾノハクサンイチゲがここ数年で衰退している模様。

2年目にして、気が付いた(教えてもらった)のは、1年草(コケコゴメグサなど)の植物は出入りが激しいこと、ハイマツは一年でこんなに伸びるのかと驚いたことです。

早いスピードで3ケ所の調査を終え(通常2日かかる)、山小屋に戻ったのが晩飯前の5時、おいしく晩御飯をいただくともう日が暮れました。 明日は台風接近
<夕日に染まる雲>
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<夕日に染まる中岳>
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<朝になると・・・>



28日(土)は早々に千畳敷ロープウエイ経由で自宅へ退散しました。
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それでも、途中では園長さんが私にいろいろ植物を解説してくれて、たいへん勉強になりました。
コバイケイソウは複数の花房がるが、真ん中のだけに雄花雌花があって結実できる残りは飾り、なぜなら種子をつくるにはそれなりのエネルギーが必要で・・・
クロユリは、この地下茎で増えていってね・・・雄蕊と雌蕊がないやつもある・・・なぜならね・・・
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この池は奥にチングルマの花の群落があるが、手前はもう花が終わっているよね、奥の群落は雪が最後まで残っているエリアで花期が遅かったんだね・・・
なるほどね〜 という話ばかりです! ありがとうございます! 

先生達がロープウエイ駅の手間で集まっていました。
「こんなところにあるね、まだ咲いてる」からお互いに解説が始まっていました。
よこから無理やり割って入って(笑)、花の名前を聞いたら「ミヤマアワガエリ」だそうです。
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イネ科アワガエリ属、高山帯の砂礫地や草原に生える15〜30cm位の多年草。(以上:ネット調査‐ウイキペディアなし…)
このイネ科の植物で、こんなに語る集団って、なんなだろう・・・改めて植物の世界の深さを体感できました。

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
わぁ!貴重な体験をしましたね〜
1m四方の枠内をどのくらいかけて調査するのかしら?
たぶん傍から見たらただ這いつくばっているひと・・・(笑)
これは腰にきそうですね。
研究している方ってひとつの事に対して深〜い深〜い知識をお持ちだから
語り出したら止まらなかったりして。。。
昨日は台風の影響が出始めたようですね。
無事に帰宅出来たようでなによりです。
mikko
2018/07/29 15:19
こんにちは。
植生調査は大変そうですね!。
山頂が欠けましたか、残念、でもスマホの写真素晴らしいです!!。
 ・・・一眼レフも負けそうですよ!?。
台風接近前に下山で何よりでした。
MORINOBUNA
2018/07/29 16:08
昨年の6月に行った、福地山でも同じように1m四方の化石や岩を調べている方がいました。研究熱心なかたがいるんですね。
いろいろと知れば知るほど山登りも面白くなりますね。
インレッド
2018/07/29 17:15
mikkoさんへ
1m枠をチェックするに、セットして調べて書き込んで…慣れれば一時間ぐらいでしょうか?
でもこの枠が何ケ所もあるんです。
語りだしたら止まらない・・・そう思います。
でも、皆さん 教え方がうまいので、興味深いんですよね。
台風の接近で、やきもきしておりましたが、山頂部は強風なのに、カールに入ると風が止みました。山は風よけとしても偉大だ。
本読みと山歩き
2018/07/29 19:44
MORINOBUNAさんへ
こんにちは! たいへんですが、2回目なので楽しめる余裕が多少ありました。
私のスマホは、カメラ機能はそう充実していませんが、千畳敷は天気が良いとどこをとっても絵になるので、おば様には感謝せねばなりません。
台風を山頂小屋でやりすごす案もあったのですが、この台風は「台風一過」にならない特殊な台風だったので、全員下山となりました。
何事も安全第一!
本読みと山歩き
2018/07/29 19:49
インレレッドさんへ
そうでしたね 福地山
いつか必ず言って、大昔の地質班の本領発揮!?をしたいところです。
この植物を含む自然系の研究は、まだまだ分かっていないことが多いようで、
素人の私には知らないことだらけ。
でも物事を知るってことは、いくつになっても楽しいいものですね。
シキンカラマツのご紹介もありがとうございました。これまた一つ知識が増えた。
本読みと山歩き
2018/07/29 19:53
植物調査お疲れ様でした。台風襲来前に脱出できて良かったですね。
草原に生えている植物のうち、花の咲いているものだけを見て、後はざっくりと雑草としてかたづけてしまうのは、大いに反省するところであります。知識がないせいですがね。
雑草というと、昭和天皇のエピソードが思い浮かびます。
宮中侍従物語(入江相政編)より。那須の御静養から吹き上げ御所に戻った時のエピソードです。
「どうして庭を刈ったのかね。」「雑草が生い茂ってまいりましたので、一部お刈りいたしました。」「雑草ということはない。」「どんな植物でも、みな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方でこれを雑草としてきめつけてしまうのはいけない。注意するように」
この言葉には、政治的な修飾が加えられているとかいろいろありますが、植物学者の言葉として受け止めたいと思います。
さすらい人
2018/07/29 21:14
さすらい人さんへ
さすが植物学者の昭和天皇です。雑草の本質を突いたご発言。
「雑草はなぜそこにはえているのか」という本を持っていますが、進みません。
そこにも、雑草という植物はない。と。
人の役にたたない、そのへんに生えている植物を雑草と呼んでいるのでしょうが、その「雑草」にも生存戦略があるとう話です。
草原に生えている花がお分かりになるだけ、すばらしい。雑草を覚える前にメジャーな花やその戦略を学ねば(笑)
本読みと山歩き
2018/07/29 22:09
夕焼けが半端なくきれいですね。山小屋の晩御飯ってどんなものなのかな。たとえ質素なものとしても、充実した一日のあとの山小屋のごはんって、想像しただけでおいしそうです。
あつこ
2018/07/30 05:29
あつこさんへ
3千メートル近い高所ですから空気がすんでるんですね
実物はもっと綺麗な茜色っした。
山小屋の飯は、ハンバーグとかありきたりですが、ご飯と味噌汁が上手いんだなぁ、お代わり自由だし。
ご希望あらば、帰国の折りに、お連れしますよ。(笑)
本読みと山歩き
2018/07/31 07:01
自然学クラブのモニタリング、とても面白そうですね。ただ、根気がないとできませんね。前かがみの姿勢が1日つづくのですね。
植物は似たものがたくさんあり最近は神経を使います。
学術調査ですから手抜きはできませんね。お疲れ様です。
カスミッシモ
2018/07/31 21:29
カスミッシモさんへ
たしかに前かがみが続きます。
でも、私より年上の方が多い中で、みなさん続けてらっしゃるので、きっとなにかコツがあるんですね。早く習得したい。
手抜きは確かにできないので、腰をたたきたたきやってました(笑)
本読みと山歩き
2018/08/01 20:46
草を刈るのが作業の一部なので 無造作に刈ってました。
植生を調べることは まずないですね。
それでも繰り返し草刈ることで段々と植生の変わる様が体験できます。
人間が手を加えることで植生が変化するのは当たり前のことです。
里山では、草を刈る作業こそが現在の植生を守ることになります。
田畑を耕さなくなると 雑木が混じった植生へ戻り始めます。

自然界の希少な植物は、一度絶えると再生出来ないものなんでしょうね。
植物の調査・研究・保護は骨の折れる仕事でしょう。
それでもいろんな話が聞けて愉しそうですね。
ログの大好きな徳さん
2018/08/13 11:11
ログの大好きな徳さんへ
里山の保全も興味が或るんです! 
人の住まない高山は自然に任せる、里山は手を入れて人が共存する…こうありたいですね。
双方とも人と自然の在り方を考えるよい題材です。
徳さんは、それをログで体験しようとしている実践派、これからもこの種の話題にご意見をいただければと思います。
本読みと山歩き
2018/08/14 20:10

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